仕事始め。

私の時間は4時から11時までです、4時に学校から直行してきます、もちろん詰襟の制服のままです、制服の上からコートを羽織って出勤しました、いつもギリギリか遅刻しました、店にはチーフが先に来て鍵を開けています、チーフはカウンターの仕込みをします、私はホールの掃除をします、トイレはホステスさんがしていました、ホステスさん達は5時過ぎからぼちぼち来ます、ホステスさんは、更衣室からボク〜ンちょっと来てとほとんど呼びます、なんですかといって入っていくと、ちょっとチャック上げてといってドレスの背中を見せたり、フックはめてとブラジャーをはめさせたり、抱きついたりしてきます、私は(て・て・天国や〜)と思いました。仕事はボックス席から見える位置に立っていてホステスさんが手を上げたら用事を聞きに言ってお酒・料理を運びます、私のいでたちは黒の革靴、黒のパンツ、白のカッターの上に紫のベスト首に黒の棒帯をちょうちょ結びにしています、パット見、べてらんのウェイターです、すきがあきましたらカウンターに入ってチーフの手伝いをします、ここの店はボックス席に座るだけで大体当事で1万円ぐらいしていました、もちろんお客様は接待費できておられます、皆さんホステスさんのお客さんで、ホステスさんは自分のお客さんの集金をしてこなくてはいけません、ですからお客さんの沢山もっているホステスさんはかなりの収入になります、しかし、リスクも大きくお客さんが払ってくれなければ自腹です。ここのホステスさんのうち、ミキちゃんとマコちゃんは違います、この二人は私と同じでバイトみたいな感じで年も21・2ぐらいでホステスの見習いみたいなもんだと私は思いました、だから私とこの二人はほとんど一緒でした、ママさんはいつも着物、チーママとマリさんは着物とドレスが半々、そうそういい忘れましたが、ここの店では毎日洋服を替えてこなくてはいけません、そのためミキチャンとマコチャンは大変です、ママさんは大目に見てくれていますが、それでも3日目には同じ服なります。ここの店ではリサさんがズートいるそうです、そのためかママさんが一番信用しています、マリさんはなぜかいじめにあっていました、リエさんがいちばん利巧そうでした、いまの仲間ゆきえみたいな黒い髪を肩まで伸ばして、お客さんもかなりいました、ユリさんは女子大出でこのみせのN・O1でした、一週間も過ぎればだいぶ慣れてきましたホステスさんの、ボク〜ン〜もはいはいと受け流すことが出来るようになりました、ほとんど答えてはいますが。